「防疫新生活」開始、140日間続いた中央感染症指揮センター記者会見に終止符

「防疫新生活」開始、140日間続いた中央感染症指揮センター記者会見に終止符

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 中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部)は7日、発足から140日目を迎えた。これまでに開催した記者会見は、定例・臨時を含めて累計164回となった。台湾における新型コロナウイルスの封じ込めが一定の成果を上げていることから、中央感染症指揮センターは国内感染が8週間(56日間)連続ゼロとなった7日をもって、毎日の記者会見開催にピリオドを打った。今後は記者会見の頻度を1週間1回に減らし、毎週水曜午後2時から開催する。

 台湾における新型コロナウイルスの感染者は累計443人。そのうち7人が死亡、430人が退院、現在残る6人が入院して治療を受けている。また、感染者443人の内訳は、海外から持ち込まれた感染が352人、台湾内での感染が55人、艦隊「磐石」での洋上クラスター(集団感染)が36人だった。

 中央感染症指揮センターは、今回の新型コロナウイルス対策の経験を記録したポータルサイト「COVID-19台湾防疫関鍵決策網(Taiwan Crucial Policy for Combating COVID-19)」を開設した。中央政府や地方自治体が取り組んできた政策の決定過程をまとめ、いわゆる「台湾モデル」を時系列に表示することで、国民及び諸外国の人々に台湾の成功要因、公衆衛生や医療システムの基盤、重大な政策などを説明する。公衆衛生分野における台湾の実力を各界に理解してもらい、国際組織への参加を目指す台湾のスローガン「Taiwan can help, and Taiwan is helping」を実証することを目指す。サイトは繁体字中国語版と英語版があり、内容は「決策関鍵時間軸(=新型コロナウイルスに関する政策決定のタイムライン)」、「成功防疫因素(=成功要因)」、「台湾衛生医療体系基礎(=ヘルスケアシステム))」、「重大政策」の4つのカテゴリに大きく分けられる。

 また、台湾では1月31日よりマスクの輸出を禁止し、且つ台湾で生産されるマスクをすべて国が買い上げ、国民に公平に行きわたるよう「実名制」販売を実施してきた。中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は7日の記者会見で、台湾で2月6日以降実施してきた「実名制」マスク販売の結果、現在までに販売したマスクは累計約7万枚、購入者総数は2,093万人を越えたと明らかにした。1人当たり平均34.1枚購入した計算となる。現在、台湾ではマスクの1日生産量が1,900万枚に達している。

 なお、感染者の割合を人口100万人当たりで見た場合、台湾の感染者は18.8人となり、世界187か国中168位となる。感染者の累計で見た場合、台湾の感染者はわずか443人で、187か国中140位となっている。

 陳時中指揮官は、これからも手洗いの徹底、せきをする際に口や鼻を覆うこと、社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)の維持あるいはマスクの着用、施設利用などで本人確認を行う「実名制」の実施、病気のときは家で休むか医療機関を受診するなどの「防疫新生活(=感染症対策のための新しい生活様式)」を心がけて生活するよう呼びかけ、記者会見を締めくくった。

Taiwan Today:2020年6月8日

写真提供:中央社
 台湾における新型コロナウイルスの封じ込めが一定の成果を上げていることから、中央感染症指揮センターは国内感染が8週間(56日間)連続ゼロとなった7日をもって、毎日の記者会見開催にピリオドを打った。今後は記者会見の頻度を1週間1回に減らし、毎週水曜午後2時から開催する。また、これまで新型コロナウイルス対策として行われていたさまざまな措置が解除された。写真は試食・試飲サービスを再開した量販店の様子。