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台湾駐リトアニア代表処、リトアニアとの実質関係強化への決意を説明

台湾駐リトアニア代表処、リトアニアとの実質関係強化への決意を説明

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  リトアニアにおける中華民国(台湾)の代表機関、台湾駐リトアニア代表処は5日、オンライン記者会見を開き、リトアニアとの経済・貿易方面の結びつきと実質関係を強化する台湾の決意を示した。記者会見には20を超える現地のメディアが参加した。台湾からは中華民国(台湾)外交部の曽厚仁政務次長(=副外相)が出席し、リトアニア及び海外メディアに対して台湾の声を伝えた。

  曽次長はまず、台湾とリトアニアが共に自由・民主主義を享受する堅実なパートナーであることを強調。リトアニアが1989年、「バルトの道」として知られている「人間の鎖」によって自由と民主主義を勝ち取ったことは、台湾の人々に深い啓発を与えるものだったと敬意を示した。また、リトアニアが台湾に新型コロナウイルスワクチンを供与してくれた際には、リトアニアのガブリエリュス・ランズベルギス外相が「自由を熱愛する者同士、互いに助け合うのは当然だ」と述べたことは、台湾に住む2,350万人の人々の胸を熱くしたと述べた。そして、「わが国は『徳は孤ならず必ず隣あり』の真理を堅く信じている。台湾とリトアニアは自由と民主主義の側に立っており、最後はさらに多くの支持を受けることになるだろう」と述べた。

  曽次長はまた、自由・民主主義陣営は団結して権威主義の拡張を抑制しなければならないとし、台湾とリトアニアはいま、中国による政治、外交、経済手段から成る複合的脅威にさらされているが、「わが国は、より多くの民主主義の仲間たちが立ち上がってくれることを歓迎する」と述べた。曽次長はさらに、「台湾とリトアニアはいずれも自由と民主主義を守るための最前線に位置する。必ずや協力し、権威主義の脅威に対抗しなければならない。中国は国際貿易体系やルールの破壊という卑劣な手段で、経済・貿易を武器化し、自由民主陣営の団結を打ち破ろうと企んでいる。権威主義による未曽有の脅威に対し、世界の民主陣営は一致団結して立ち上がるべきだ」と語気を強めた。そして、「自由と民主主義への信念を強く持つことができれば、最後は必ず民主主義が勝利するだろう。台湾とリトアニアが最後に勝利するだろう」と訴えた。

  続いて台湾駐リトアニア代表処の黄鈞耀代表(大使に相当)は、台湾とリトアニアの実質関係を強化するための具体例として、台湾が2億米ドル規模の「中東欧投資基金」を設置し、台湾とリトアニアの経済や科学技術の発展にとって戦略的意義を持つ産業への投資を行う考えを明らかにした。台湾とリトアニアの産業が共同で競争力を高められるよう支援するのが狙い。投資分野としては現在のところ半導体、バイオテクノロジー、レーザーなどを対象にすることを考えているが、詳細は双方の省庁が議論して決める。黄代表はまた、レーザーや技術協力を含む重要産業についても、リトアニアとの協力を模索していく考えを示した。黄代表はさらに、台湾は官民一体となって、中国からの経済制裁を受けて輸出できなくなったリトアニアの商品を、迅速に台湾を含む新たな市場で受け入れるよう協力しているとして、「台湾はこれからもリトアニアの側に立ち、自由と民主主義の盟友を全力で支持するという台湾の決意を示していきたい」と意気込んだ。

  その後、リトアニアメディアの質問を受けた曽次長は、リトアニアに「台湾」の名を冠した代表機関を設置したことは「とりわけ実務的な意義がある」と強調。それは台湾とリトアニアの協力が経済・貿易、投資、教育・科学研究、人文交流など広い分野に及ぶことを意味していると説明した。また、「米国や欧州連合(EU)なども公式文書でわが国を『台湾』と呼称しているが、中国による制裁は受けていない。これは中国が選択的行為によって弱小国家とみなす国だけをいじめていることを示している。それは無責任な行為であるばかりか、国際秩序を破壊するものでもある。ゆえに世界の民主同盟国は一致団結し、権威主義による弾圧に対抗していかなければならない」と訴えた。

Taiwan Today:2022年1月6日

写真提供:外交部
 台湾駐リトアニア代表処は5日、オンライン記者会見を開き、リトアニアとの経済・貿易方面の結びつきと実質関係を強化する台湾の決意を示した。写真右は台湾から参加した中華民国(台湾)外交部の曽厚仁政務次長(=副外相)。リトアニア及び海外メディアに対して台湾の声を伝えた。